第二次大戦回顧録 抄 (中公文庫―BIBLIO20世紀)

第二次大戦回顧録 抄 (中公文庫―BIBLIO20世紀)

パブリッシャー
中央公論新社
価格: ¥840

第二次大戦回顧録 抄 (中公文庫―BIBLIO20世紀)のレビュー

圧縮し過ぎなのが・・・
 既に他の方も書かれていますが、大著をあまりにも圧縮し過ぎています。
(田原総一郎の解説を入れても299pしかない)。
乱暴な書き方になりますが、事実を時系列で並べているだけです。例えばAと
いう決断をするにあたって何が決定要素となったのか?とか、最高指導者として
の奮闘、苦悩といったものも誌幅の都合で殆ど顔を見せません。

 ルーズベルトとのやり取りは多少なりともありますが、スターリン(ソ連)
とのそれは割愛されています・・・

 推移する戦況についても(既知の方はともかく)これを導入として学んで
いこうとする人にとっては文字のみで視覚情報が無いので(戦況図は最初に
欧州・アジアそれぞれ1pずつあるのみ)前知識の無い人には分かりにくいです。

 間口を広げよう、という点には大いに賛成なのですが、ここまで行きすぎると
ちょっとね・・・と思ってしまうのです。